このページでは当院で慢性的なコリ・痛みに対する施術として行っている、トリガーポイント鍼治療、トリガーポイントマッサージ&ストレッチについてご説明いたします。トリガーポイントという言葉は雑誌やテレビのこり・痛み特集でも登場するほど認知されてますが、当院のトリガーポイントの考え、トリガーポイントって何?どんな施術なの?ということをご説明していきます。
先ず筋肉に形成されるトリガーポイントについてご説明いたします。トリガーポイントとは「痛覚過敏部位」です。この痛覚過敏部位は、デスクワークや立ちっぱなしなどの筋肉の反復的運動を繰り返したり、ケガをした部分が炎症、その治癒過程で形成されたります。
例えば、皮膚のある場所を怪我して出血したとします。しばらくすると瘡蓋(かさぶた)が出来て出血が止まります。この瘡蓋は誰しも気になるもので、剥がしたくなります。大人であれば我慢も出来ますが、小さいころは何度も剥がしたことにより、皮膚にあとが残ってしまったことはないでしょうか?これが筋肉にも起こっているとご想像してください。
このように特定に筋肉に負荷がかかり、一旦は回復するもまた同じ場所に負荷が加わるとを繰り返すことにより、筋肉などに痛覚過敏部位が形成されると考えます。
デスクワーカーに多いのが、同じ姿勢を長時間保つことに、それを日々繰り返すことにより、トリガーポイントが形成されます。同じ姿勢でモニターを見続けたりキーボード作業をしたりなどです。姿勢というのは十人十色で人によって癖があったり、楽な姿勢を取ったりします。しかしその楽な姿勢というのも長時間続けていれば、特定の筋肉に緊張を強いるので、トリガーポイントを形成させてしまいます。
骨というのは勝手に動かないので、動かしたり勢を保つのは筋肉や靭帯などの組織です。その筋肉等の組織に繰り返しストレスが加わり、コリや痛みを発するトリガーポイントが形成されます。
スポーツや運動によってもトリガーポイントは形成されます。上にも記しましたが、トリガーポイントは繰り返される動作・特定部位に繰り返しストレスが加わることにより形成されます。
スポーツであれば、特定の動作を繰り返す、またはトレーニングで負荷を掛けているなど、とある筋肉に繰り返し負荷が掛かり、回復しきれずに、やがて痛みを発するようになります。
トリガーポイントが形成された部位というのは、血流が悪くなり筋肉が硬くなってることが多いです。このポイントに鍼で刺激を加えると、ズーンと奥に響くように感じます。鍼先が痛みを発するトリガーポイントに当たった合図みたいなものと考えております。
初めてトリガーポイント鍼灸を受ける方は、この独特な感覚に少々驚かれる方もいらっしゃいますがご安心ください、殆どの方は痛いと感じたりはせず、しっかり効いている感じがする・気持ち良く感じる方のほうが多いです。
鍼は興味あるけど怖い、できたら鍼は受けたくないという方もいらっしゃいます。嫌がっている方に無理に鍼をすることはございません。その場合はトリガーポイントに対するマッサージや、ストレッチトマッサージを組み合わせたARTという施術で対応しております。また、初めてで緊張が強い方などの場合は、試しに一本だけ弱い刺激で鍼をしてみて、大丈夫そうであればそのまま治療し、無理でしたら鍼以外の施術を行いますのでご安心下さい。
現段階では画像検査などによりトリガーポイントを見つけることは出来ないので、施術前の問診で生活習慣などをお聞きし、実際に動いてもらいどの動きで痛むか、あるいは痛みが治まるか、どんな体制でお仕事をすることが多いかなどをお聞きし、負担が掛かかり、トリガーポイントが存在するであろう筋肉を絞っていきます。 その上で触診によってトリガー特有の反応出現ポイントをみつけ、鍼灸施術をしていきます。